レビュー
私の技術士としての来歴を振り返ると、まずは会社員時代の取引先のサプライヤーの仕事をスタートとしました。
その後、インホイールモーターを開発していた大学初のベンチャー企業の設計支援、同時期に中国の建設機械メーカー
を手始めに中国企業の技術支援を手がけました。
現在は専門職大学の教育にかかわる一方、サプライヤーへの技術講演などを手掛けています。
ウエブページへの情報発信も断続的に行っています。
中国とはコロナ以降疎遠となっています。
技術士会からはいまだに中国及び韓国の案件の打診がありますが
世界経済状況が現在不透明で、方向性をつかみにくい状況ですので静観しています。
校閲
ちょっと前のドラマで石原さとみさん主演の校閲ガールというものがありました。
私は原稿をよく間違えて書いてしまったということがあります。
出版後にミスを見つけた場合、悔やんでも悔やみきれなくなります。
ウェブに掲載のものは訂正が簡単ですので重宝しています。
和洋の専門書でもミスを発見します。
数式などはよく間違っていますが、それは致し方がないものと思って購入した本を
手書きで修正しています。
校閲を完璧にすることは至難の業と思います。
危機管理
技術士の総合技樹湯管理というカテゴリーがあり、各部門の資格の上の位置付けです。
私は数回エントリーしましたが不合格でした。
最終的にはギブアップしました。
屋上屋を重ねるようで、必ずしも必要性が疑わしいといえばどこからかから叱責されそうですが、
試験勉強はしており、内容は概ね理解しているつもりです。
試験結果も不合格ながら惜しいところまで行っているとのことです。
立派に合格している同業者には敬意を表します。
試験準備したということで知識をおおよそ得ましたので合格できなくても目標を達成したと思っています。
品質工学
かつて品質工学会に所属してました。
その当時のテーマはキャブ液封マウントの特性の最適化というものでした
サプライヤーと共同で開発しておりましたが、パラメーターの最適化に苦労していました。
液封マウントの減衰係数に当たるパラメーターにおいて品質工学とCAEによって最適パラメーターを
見出しました。その値は液体封入のマウントでしか実現しない値でした。
これによって車内騒音のレベルを著しく下げることに成功しました。
これは品質工学会に発表しています。
パラメーター設計で液体封入のラバーでしか実現できないパラメータを使用することができました
結果的には、乗用車レベルのこもり音の中型トラックの実現が可能となりました。
私の記憶の中ではこれが品質工学の成果です。
品質管理
設計担当の管理職をやっていた時、問題情報を一手に引き受けようとしていました
特に市場で発生した不具合の処置を一人で引き受けようと努力していました
Buck stops hereといっていきがっていたものでした。
結果は概ね良好であったと自負しています。
若い時は開発最優先で不具合関係はあまり取り扱う機会がなかったと思います。
その時は先行開発に専念できたと思っています。
管理職になって汚れ仕事を部下に押し付ける人もいましたが、私はこれを担うことが管理職の役割分担と思いそれによって早期に問題を収束できると信じていました
弊害があるとすれば不具合収束のノウハウを若い人に伝えきれなかったということかもしれませんが、最も効率よく収束させることが最重要と思っていました。残念ながらその時は上司に恵まれなかったために早期に不具合案件を収束させたことに対しては対して良い評価とはならなかったと思います その当時の会社は今の兵庫県のような状況だった?不適切な人材に支配されていた
やがて会社を辞めて技術士に専念するようになりました