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2025-05-19 15:48:00

品質問題

かつて自動車会社に居りましたころ、品質問題に取り組んでいた時間がながかったと記憶しています。

製品が市場に投入された後の不具合情報が毎日報告されて、設計開発部門が対応を迫られることが多かったと思います。

私の会社人生の原点は乗用車開発センター内の小型トラック部門でした。在籍はトラックバス開発センターでしたが、

フットワークは乗用車開発部門で鍛えられたものですから素早い対応をすることが乗用車系の組織の暗黙の合意でした。

トラック部門の当時の上司からはなかなか理解されず、文化の違いに戸惑ったこともありました。

乗用車のように大量生産のものの処置は時間を最重視していましたが、トラックの人間には理解ができなかったようです。

トラック村の掟はゆっくり検討した後でないと処置するべきではないというものでした。

乗用車サイドの出身者としては相いれないこともありましたがやることはやりました。

人事的な評価において報復を受けたと思いますが、やるべきことはやりました。

文化の違いを人事の交流で解決することはなかなか難しいと思いました。

エンジニアの無理な統合が吉と出たか凶と出たかは今はわかりません。