タイヤ摩耗
一時代前の話ですが、中国の建設機械メーカーに技術指導のために行ってっていたことがありました。
その時の技術テーマは大型ミキサートラックのフロントタイヤの外側の早期編摩耗の対策でした。
現地のエンジニアは前輪に問題がないかということを疑っていました。
調査のために中国のほとんど全土を訪れる機会があり、観光もできました。
いろいろ調査の結果、わかったのは後の2軸のタイヤ整列に問題ありということでした。
これは技術士会報にレポートしました。
中国のクライアントにも粘り強く説得した結果、リヤタイヤの整列を全車
計測することを承諾してもらい、結果は良好でした。
当時の中国のリヤタイヤのトーは1/100radほどもあり問題となるレベルと思います
日本のトラックはおおよそ3/1000rad程度で欧州のトラックは1/1000radt程度
と思っています これは統計的なデータではなく私の認識でしかありません
このYAW方向の精度が重要な意味を持つことを認識しました
ハンドルとられ 偏摩耗 燃費 にこの少量の傾きが無視できない影響があることを
強調したいと思います
プリンター不具合
突然動くなくなったプリンターに対して製造元ではなくネットの
サービスを使いました
業者の対応は素早いけれど料金が発生しました
製造メーカーやマイクロソフトがヘルプサービスを縮小する中で
このようなサービスにビジネスチャンスが生じるのはしょうがないのか
と思いますが何か割り切れない感じです。
2025年
新年明けましておめでとうございます
今年もできるだけ新しい情報を発信しようと思っております
お問い合わせを歓迎いたします
専門分野
私の専門分野はトラックのシャシー構造です。ところが一般的な技術分野としてはマイナーな存在と思われています。
ウエブページ上の記述や大学の教育の内容は乗用車を基調としたものにならざるを得ません。
物流は重要なテーマですが、技術的な話題の中心は特に日本においては暗黙のうちに乗用車の技術に傾いています。
欧米では、特に大型トレーラーの技術に一定の注目がされているいるようです。
わが国では大中型トラックの主流は、単車といわれるホイールベースの長い車両です。
基本的には乗用車の仲間です。
けん引する車両がトラックの中心である欧米とは違います。
ただし、欧米でも中型クラスの車両は牽引車ではないのが一般的ですが。
品質工学
初学者を対象とする講義の準備中です。
いろいろアプローチを考えましたが、教科書を
2冊に絞り込みました。
いづれも理想的なものと思います。
まず、日経文庫発行の「品質管理のための統計的手法」
これは、要点を手際よく整理されていて全体を把握するのに適していると思います。
次に「実践・品質工学」(日刊工業)が適していると思います。
品質工学関係は田口・矢野・宮川先生の本を中心に検討しましたが、統計学の素人には
少し敷居が高いように思いました。
上記の2冊を駆使して来年スタートのレクチャーに備えようと思っています。
元々自動車会社出身というだけで品質管理を教えろとの無茶振りからこの話はスタートしました。
まずは聴講生を寝させないように話すことがテーマです。
卒業後に開発に携わった場合、これらの知見が役立つとは思いますが、知らなくてもなんとかなる
ものです。ただし、志のある開発者となるためにはこれらを習得することが有意義であることは
論を待ちません。