品質問題
かつて自動車会社に居りましたころ、品質問題に取り組んでいた時間がながかったと記憶しています。
製品が市場に投入された後の不具合情報が毎日報告されて、設計開発部門が対応を迫られることが多かったと思います。
私の会社人生の原点は乗用車開発センター内の小型トラック部門でした。在籍はトラックバス開発センターでしたが、
フットワークは乗用車開発部門で鍛えられたものですから素早い対応をすることが乗用車系の組織の暗黙の合意でした。
トラック部門の当時の上司からはなかなか理解されず、文化の違いに戸惑ったこともありました。
乗用車のように大量生産のものの処置は時間を最重視していましたが、トラックの人間には理解ができなかったようです。
トラック村の掟はゆっくり検討した後でないと処置するべきではないというものでした。
乗用車サイドの出身者としては相いれないこともありましたがやることはやりました。
人事的な評価において報復を受けたと思いますが、やるべきことはやりました。
文化の違いを人事の交流で解決することはなかなか難しいと思いました。
エンジニアの無理な統合が吉と出たか凶と出たかは今はわかりません。
LEAD ENGINEERING
Over a decade ago, there used to be a gloval activity named Lead Engineering meeting in Daimler group.
I was a person who participated the activity. In the gloval meeting,participants of engineer discussed various topics
Through the activity, I was given to understand various engineering matters with world colleagues.
T think that was exciting opportunity for pursuing technical truth afte that.
I don't know that kind of activity exist even now. But recently, I heard the word 'Leed Engineering'from old German colleague.
He seems remember that activity even now.
But recently I heard 'Lead Engineering' from old German colleague
技術士
技術士というのは因果な商売です。
数年前、技術士会の集まりに参加した時
元気なスピーチを耳にしました。
その人は所属していた企業から冷遇されていたらしく
ネガティブなスピーチが際立っていました。
一匹狼であるべしという主張でした。
確かにかつて所属していた企業からは疎まれていた人が技術士に資格を取ることが多いようです。
私もその類いです、
業績の良い企業は人事もしっかりしていますが、悪い企業は人の管理がうまくないようです。
かつて所属していた企業は旧財閥系で技術に関してはおおらかな社風でした。
やがて外資に支配された後、日本人の媚びへつらいのうまい連中が政権交代直後の支配権を得ました。
外資から来た人々は支配した会社のドロドロした人間模様に無頓着に、本来すべき改革ができませんでした。
やがて、古たぬきは一掃されましたが、旧体制の被害者たる人材も一掃されました。
ここに技術の断絶を感じざるを得ません。
会社を離れた今、情報があまりなく、評論しようがありませんが
老婆心ながら心配しています。
過去の反省
外資系のトラック製造会社に買収された時の話ですが、
従来の幹部の人事が覆されて技術的な社風が消滅したことがありました。
支配していたドイツ人は幹部の年齢がその当時の彼らの年齢より高齢であることを問題視しました。
その後リストラを強行しました。
資本の原理で支配したものの勝ちです。
私も整理対象になりました。
乗っとった側のやりたい放題と思いました。
長年蓄積してきたノウハウが一夜にして否定されました。
会社の業績不振の責任の一端は私にもあるものと思いますが、技術的な行為だけが
不振の原因とは思いません。
経営をするのは大変でしょうが安易に外資に売却することが良いとは限らないと思います。
三菱ふそうの話です。
インホイールモーター
かつては期待された技術でした。
日本の大手の自動車会社も実用化研究をしていたようですが最近は論文発表が止まっています。
海外でも英国のベンチャー企業が中国生産でユニークな製品を開発していたようですが、最近
話題になっていません。
最大の問題点はバネ下重量が大きすぎて路面追随性が悪い可能性と、シミーの恐れが大きい
ことと思われます。日本で、インホイールモーターを開発していた私のクライアントの一つの企業が最近廃業しました。
この技術の旗色が悪くなっているようです。
すでに、終わりのコンテンツかも分かりません。