お知らせ

2020-12-03 14:14:00

先進国の民生用の製品に関してはpreventive maintenance (予防保全)が

合言葉のように言われている。

壊れる前に定期点検をするという考え方である。

これに対してcorrective maintenance(修正保全)という事象がある。

軍用や過酷地帯での運用に対して故障を前提とした保全の考え方でコンポーネントの分解を素早くできるようにハメアイを隙間ばめにあらかじめ設計しておくなどの手法である。

米国のトラック業界でよく耳にする。

中国の建機製造業で実際に見聞したが、信じられないような高い故障率でありながら顧客満足度をある程度保っていた。こまめな顧客対応をポリシーとしていたためである。

欧州や日本ではトラックでも民生用に準じた取り扱いをしていると思われる。

その結果製造コストが高い。ドイツ車の場合高級イメージがあるためか客が高価格を容認している。

日本のトラックの米中での評判は乗用車のように安価で高品質ということはあまり聞かない。

したがって売れ行きもそこそこと思う。