2021-09-24 09:46:00
次元解析によって、一般解を得ることが困難な現象に対して物理量間の関係の推測が期待できる。
また次元解析は式の展開におけるミスの防止にもなる。
バッキンガムのパイ定理
物理関係式が物理変数をn個含みそれらの変数がk種類の基本単位を持つなら
その式は元の物理変数で構成されるn-k個の無次元パラメーターを求められる。
2021-09-10 15:56:00
気体の状態方程式 p=ρRT が基礎事項であるが単位系がちょっと誤解を生みやすいと思い整理した。
2018年国際度量衡総会にてSI基本単位の再定義がなされたが | |||||
その中でボルツマン定数も k=1.380649E-23(J/K)と定められた | |||||
1molの気体分子数(アボガドロ数AV)は6.02214076E23 | |||||
普遍気体定数R*[J/(molK)]=k(J/K)*AV(/mol) | |||||
1.38E-23 | X | 6.02E+23 | R*=8.3145 | J/(mol・K) | |
気体定数R(J/kgK)はそれぞれの気体の分子量によって異なるが | |||||
例えば | |||||
空気平均 | 酸素 | ||||
分子量(kg/mol) | 2.90E-02 | 3.20E-02 | |||
気体定数R(J/kgK) | 287.0 | 259.8 | |||
その他の気体定数 | |||||
He | 2077 | ||||
Ar | 208.1 | ||||
H2 | 412.4 | ||||
N2 | 296.7 | ||||
CO2 | 188.9 | ||||
CH4 | 518.25 |