2020-11-27 11:35:00
6x4HDTにおいて後軸間のYAW方向の平行度が走行安定性を維持しタイヤの摩耗を適正化する意味から重要であると主張してきた。
メカニズムはテクニカル講座に示している。
現在知りうる限り、VOLVOトラックなどヨーロッパOEMは1/1000rad以内に管理されているという。
日本であるメーカーの抜き打ち調査を試みたが3/1000rad程度であった。
中国でかつて技術指導していた時その値は10/1000radを超えていた。さすがにフロントタイヤの偏摩耗が問題となっており
ハンドホイール取られの苦情が報告されていた。
検査ラインに計測装置を導入して全数検査するまでにはその当時いかなかったがアフターサービス用の装置を仮導入して検査をトライすることはできた。
その結果状況は改善された。
日本のOEMへも装置導入を図ったが外資系の約1社が消極的であった他は導入に前向きであった。
シャシーの技術において一般的に中国のOEMは日本の(コストダウンにしか関心がなさそうな)OEMより将来性があると感じている。