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2026-06-05 14:27:00

トラックのフレーム

メーカー勤務時代、担当した時間が長かったのに題記の部品がありました。

これは歴史上、しばしば品質上の問題が発生しました。

かなり昔のことですが、1980年代に中国向けの大型トラックで強度問題が発生し、中国当局に多額の賠償金を

とられたということがありました。

このころは実際に担当してはいませんでしたが、その後のフレームの形態が変わりました。

簡単に言えば、サイドレールとクロスメンバーの締結にサイドレールのフランジ面を使用することを避け

サイドレールの竪壁部(ウエブ面)のみに変更しました。

車体がねじり入力を受けたときに締結部の応力集中を避けるのに適した構造にしました。

フレームは、主に上下負荷に対して適した構造ですが、悪路走行時などでのねじり変形に対して脆弱性を有しています。

当時の中国は現在とは違って道路状況が非常に悪く、とんでもない悪路がありました。

そこに当時の先進国日本の高性能エンジンを投入したため、高速走行時にフレームが損傷したということです。

当時から小型トラックのキャンターは欧米流のフレーム結合構造を採用していましたのでフレームは頑強でした。

このことを機に全車のフレーム構造をウエブ締結に変更しました。

時代が進んで最近に大型トラックのハブの破損が問題化しました。

これはフロントラジアルタイヤにかかる横方向の力が原因であることは明らかです。

時代とともに部品が進化するのに伴ってその影響を受けるほかの部位が必ずあります。

ちこちゃんに叱られるような設計者がぼーっとしていればこのようなリコールを繰り返すことになります。

設計の後輩の奮起に期待したいものです。