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2025-12-23 19:38:00

仮想モデル

技術的な説明をするとき、等価系で代用することがあります。

6歳の子供に電気を説明する時でも厄介な問題に突き当たります。

図鑑を見ればさまざまな説明がされており、単にプラスからマイナスに電流が流れるという説明が通用しないこともあります。

そもそも電子というものから電流までの説明がちょっと難しいと思います。

工学的には電流がプラスからマイナスに流れるという説明となるでしょうが理学的に説明すれば

違った説明が必要ではと思います。

自動車においても旋回は向心力という概念が必須でありますが旋回する物体においては遠心力

という概念が有効な場合があります。

制動においてもタイヤと路面に発生する力が現実の力でありますが、車両の重心に働く慣性力という概念が

前部の沈み込みという現象を説明するのに必要です。

ある現象を理解するのには作為的な等価性の概念が必要な場合があります。

このようなことがサイエンスに距離を置きたがる文系の人々の本音ではないでしょうか。